福祉避難所マニュアル研修会

福祉避難所マニュアル研修会

福祉施設、市町村の福祉関係部局、社会福祉協議会の職員などを対象に、福祉避難所マニュアル作成に関する研修を2回行うことで、マニュアルの完成を目指す研修です。

初回は福祉避難所の必要性、概要、現場の状況についての講義、福祉避難所をどう運営するかについて参加者同士でワークショップ、マニュアルひな形を活用した福祉避難所マニュアルの作成手法の講義を実施します。

参加者は出身組織に戻り、アンケートや職員のグループワークにより自地域、施設の状況に合わせてマニュアル素案を作成します。

2回目は、各自のマニュアルの相互参照、講師の助言等によりレベルアップを図るとともに、初動対応について講義します。これにより実効性の高いマニュアルが成果として残り、今後の福祉避難所設置・運営に資するための研修となります。

研修内容及び基本的な時間割

1回目 時間 タイトル 内容
13時~13時30分 受付、事務連絡等 受付
事務連絡・事前アンケート記入
13時30分~14時15分 大災害及び福祉避難所の状況 【講義】
  1. 過去の大災害と教訓
  2. 福祉避難所設置・運営の現状と課題
14時15分~14時40分 災害と福祉関係者のイメージづくり 【演習】
  1. 被災者の災害エスノグラフィを読み、課題や教訓を抽出しつつイメージづくりを行う
14時40分~14時55分 休憩 
14時55分~16時20分 グループワーク 【演習】
  1. 参加者を4人づつにしてグループワーク(ワールドカフェ)で災害及び福祉避難所イメージの強化とアイデア出し
  2. グループワークの成果紹介
16時20分~17時 マニュアル作成方法説明 【講義】
  1. 福祉避難所マニュアルの作成方法をひな型で説明
    ※ マニュアルひな型を電子データで交付
(1~2か月間) 各福祉施設で福祉防災計画素案作成
  1. 職員アンケートにより、福祉関係者等のリスク、災害時の不安、参集可能性、自助の状況等を把握
  2. 職員のグループワーク等で議論し、ひな型の自施設特有部分を埋め、改良
  3. 福祉避難所マニュアル素案を作成


2回目 時間 タイトル 内容
13時~13時30分 受付、事務連絡等 受付
開始直前に事務連絡
13時30分~14時 重要ポイントの解説 【講義】
  1. 一日目の研修のおさらい
  2. 福祉避難所マニュアル作成の重要ポイント
14時~15時15分 グループワーク 【演習】
  1. 参加者を4人づつにしてグループワーク(ブレーンストーミング)と講師の助言
15時15分~15時30分 休憩 
15時30分~16時20分 初動対応とマニュアルのレベルアップ、継続性 【講義】
  1. 初動対応スタートキット
  2. 福祉避難所マニュアルのレベルアップ事例紹介
  3. マニュアルに基づく訓練、検証、見直し継続への展開
16時20分~16時30分 質疑応答 【講義】
  1. 質疑を受け、講師が応答
  2. 各自の福祉マニュアル第1版が完成
  3. 振り返り、アンケート記入


その他

  • 受講者には事前に福祉防災全体のイメージを持ってもらうため、テキストとなる書籍(「福祉施設の事業継続計画(BCP)作成ガイド)を紹介します。
  • 福祉避難所の設置・運営に関し、講師に対する質問事項を事前に受け付け、可能な限りそれに応じられるようにします。
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