一般社団法人 福祉防災コミュニティ研修実績（2021年度）

• 協会主催のもの
• 自治体等からの研修
• 消防防災科学センター受託
• その他組織が主催で講師が個別で実施したもの
• 第4回公開シンポジウム

協会主催のもの

自治体等からの研修

千葉県市原市福祉避難所開設・運営マニュアル作成及び訓練研修

千葉県市原市からの委託で、福祉避難所開設・運営マニュアル作成および訓練の研修を実施しました。市内で指定されている福祉避難所30施設の施設関係者を対象として、延べ参加人数は、118人でした。

2021年次報告書の28～36ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

広島県BCP研修

広島県社会福祉協議会からの委託で、広島県内の介護老人福祉施設の役職員を対象として、「福祉施設のBCP作成を通じた防災リーダー養成研修」を実施しました。

2021年次報告書の38ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

秋田県男鹿市福祉避難所研修

秋田県男鹿市からの委託で、国土地図株式会社から男鹿市への企業版ふるさと納税に係る寄付を活用して、福祉避難所開設・運営訓練等を実施しました。

参加者が福祉避難所マニュアルひな型に合わせ福祉避難所開設を体験することで、自施設でも同様の訓練を企画・実施できるようにすることを目標としました。

参加者は施設から13人、男鹿市職員7人（防災、福祉、広報）、福祉防災コミュニティ協会8人、給電機・ラップポントイレ関係者5人、合計33人でした。

2021年次報告書の39～48ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

消防防災科学センター受託

開催場所である7県の担当者から、市町村で災害時に重要な役割をする福祉関係者（福祉関係部局、社会福祉協議会、福祉施設の職員など）を対象に研修参加者の募集を行い、「福祉避難所の設置・運営に関する実務研修」を実施しました。

今年度は７県で研修を実施しましたが、新型コロナの影響もあり大勢の参加者を集めることが難しかったため、参加者は453名と全体的に少ない状況でした（同様の研修を行った2019年度は5県で450名の参加者、2018年度は3県で263名の参加者でした）。

また新型コロナ対応のため、県の担当者が研修途中で変更になるケースがいくつか発生し、準備段階のコミュニケーションに例年より時間を要しました。

2021年次報告書の6～25ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

その他組織が主催で講師が個別で実施したもの

その他組織が主催で行った講演等について、2020年度はオンライン34、対面42と、新型コロナウイルス感染症対策として実施が少なくなっていたが、2021年度はオンライン73、現地83とほぼ倍に増えました。また対面とオンラインのハイブリッド開催が13実施されていることと、録画による講演が増えてきたことが、2021年度の特徴と言えます。

第4回公開シンポジウムを2021年6月26日（土曜）に開催した。新型コロナウイルス感染症対策のため、全てオンライン開催とした。参加者は95名であった。

浅野史郎会長が基調講演「障がい者の尊厳を守る」を、鍵屋代表理事が特別講演「福祉防災元年の風景」を行った。

シンポジウム後半は、パネルディスカッション「福祉防災元年の課題と展望」が行われた。パネリストに松村隆様（長野いのちの電話の事務局長・前　墨田区特別養護老人ホームたちばなホーム施設長）、長谷川みほ様（社会福祉法人海光会　理事長兼施設長）、村野淳子氏（本協会認定コーチ・別府市）を迎え、鍵屋一代表理事がコーディネーターを務めた。

また2020年度の協会活動報告および2021年度活動計画報告を行い、新しく誕生した７名の認定コーチの認定式等を行い、滞りなく会を終了した。