一般社団法人 福祉防災コミュニティ研修実績（2022年度）

• 協会主催の研修
• 自治体等からの研修
• 一般財団法人消防防災科学センターからの受託研修
• その他組織が主催で講師が個別で実施したもの
• 第5回公開シンポジウム

協会主催のもの

オンライン研修ウェブ運営支援研修

コロナ禍でオンライン研修が定着したことを受け、研修時のウェブ運営支援者の養成が急務となり、これまで運営支援を行ってきた上園上級コーチから、研修実施のタイムスケジュールに沿って支援内容やZoomの使い方等の共有を実施した。

2022年次報告書の34ページに研修の様子を掲載しています。

自治体等からの研修

12 名のコーチが日本全国で実施した講演等の全体数は、300 を越えました。

対面はもちろんのこと、オンラインやオンデマンドでの開催も多く、コロナ過を経て多様な方法が根付いたことが2022 年度の特徴と言えます。

茨城県常総市いのちと尊厳をまもる福祉避難所事業

茨城県常総市からの委託で、市が福祉避難所として協定を締結している8施設を対象に、福祉BCPマニュアルおよび福祉避難所開設マニュアル作成の研修を実施しました。本事業は、企業版ふるさと納税により実施しました。

2022年次報告書の21～25ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

東京都てをつなぐ育成会BCP

東京都てをつなぐ育成会からの委託で、育成会に所属する56施設を対象に、事業継続計画（BCP）作成を通じた防災リーダー養成研修を実施しました。

フォローアップワークショップでは、「避難所で福祉サービスを継続した事例など紹介いただきたい」と言った要望に応えるため、山田町のエスノグラフィを使いワークショップを行いました。またBCP研修を受け、BCP第１版を完成させた後に出てきた疑問・質問に答える時間も設けました。

2022年次報告書の26～27ページに研修の様子を掲載しています。

広島県BCP研修

広島県からの委託で、広島県内の軽費老人ホーム、養護老人ホーム、老健を対象の役職員を対象として、「福祉施設のBCP作成を通じた防災リーダー養成研修」を実施しました。本研修は、3か年かけて各種別の施設を対象としてBCP研修を行うものであり、2021年度は広島県社会福 祉協議会からの委託で、県内の介護老人福祉施設の役職員を対象として実施しました。

また広島県庄原市から広島県へ、本研修についての問合せがあり、別途BCP研修の依頼がありました。庄原市内の21施設を対象に、介護事業者のための業務継続計画BCP策定研修 を実施しました。

2022年次報告書の27～29ページに研修の様子を掲載しています。

岡崎市 個別避難計画動画＆パンフレット作成

9月28日に、集合研修で個別避難計画に関する講演・ワークショップを実施した。また、個別 避難計画策定を推進するための動画（約16分）、パンフレットの作成、を行った。

2022年次報告書の29～30ページに研修の様子を掲載しています。

消防防災科学センター受託

開催場所である7県の担当者から、市町村で災害時に重要な役割をする福祉関係者（福祉関係部局、社会福祉協議会、福祉施設の職員など）を対象に研修参加者の募集を行い、「福祉避難所の設置・運営に関する実務研修」を実施しました。

研修の開催日・会場は、実施団体との調整により前頁の表のように決定しました。なお、今回実施した7県での参加人数は、597名です。

2022年次報告書の7～20ページに詳しい研修カリキュラム・様子など掲載しています。

その他組織が主催で講師が個別で実施したもの

12名のコーチが日本全国で実施した講演等の全体数は、300を越えました。

対面はもちろんのこと、オンラインやオンデマンドでの開催も多く、コロナ過を経て多様な方法が根付いたことが2022年度の特徴と言えます。

もっとずっときっと基金

株式会社フェリシモ「もっとずっときっと基金」による助成事業として「災害時にいのちと尊厳を守る福祉避難所マニュアル作成研修会」を行った。

対象は福祉施設や特別支援学校の関係者及び、行政職員とした。研修では、防災や過去の災害について知り、目指す福祉避難所のあり方を理解していただく必要があるため、十分に経験と知識のある講師による丁寧な講習を実施した。前期研修（3時間半）で過去の災害事例、ハザードマップの読み解き方など、防災に必要な知識、福祉避難所の内容についてワークショップ（ワールドカフェ）を中心に行い、研修後にマニュアルのひな型（ワードファイル）を配布した。約1か月～2か月の間に各施設、各組織で素案を作ってもらい、その素案をもって後期研修（3時間）に参加してもらった。後期研修では参加者同士の気づきを促しながら、マニュアルの更新方法、訓練の方法、地域協働の必要性などを中心に「福祉避難所エクササイズ」という机上訓練研修を中心に行い、参加施設が確実にマニュアルを作成できるよう研修を行った。

2022年次報告書の30～34ページに研修の様子を掲載しています。

第５回公開シンポジウムを2022年6月26日（日曜）に開催した。新型コロナウイルス感染症対策のため、現地とオンラインのハイブリッド開催とした。現地での参加者は30名、オンラインでの参加者は85名であった。

浅野史郎会長が基調講演「地域共生社会とは何か」を行った後、パネルディスカッション「地域共生社会と防災」を行った。パネリストに菅原健介様（株式会社ぐるんとびー 代表取締役）、村野淳子様（本協会認定コーチ・大分県別府市危機管理課）、松崎貴之様（厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部　障害福祉課地域生活支援推進室　虐待防止専門官／障害福祉専門官（知的障害担当））を迎え、鍵屋一代表理事がコーディネーターを務めた。

また2021年度の協会活動報告および2022年度活動計画報告を行い、新しく誕生した5名の認定コーチの認定式等を行い、滞りなく会を終了した。

受付やオンライン配信は、上級・認定コーチ5名（湯井恵美子、前川良栄、中井佳絵、齋藤朝子、星野渉）の協力を得て実施した。