おしらせ

山形・秋田豪雨災害のお見舞いとお願い

2024年7月28日(日曜)

跡見学園女子大学教授
(一社)福祉防災コミュニティ協会代表理事
鍵屋 一


令和6年7月25日以来の大雨災害で亡くなられた方に心からお悔やみを申し上げます。
また、被災されたみなさまに深くお見舞い申し上げます。

救助活動に向かわれた20代の警察官がお一人亡くなられ、またお一人が行方不明になられています。
本当にいたたまれない思いです。

最上川、子吉川という大河川が氾濫し、しかも火曜日かけて再び大雨になるとの予報です。
土中に雨の量が多い時に強い雨が降ったり、その雨が収まった後でも土砂災害が発生する可能性があります。
救助活動をされている方々におかれましても、引き続き厳重にご注意くださいますようお願いいたします。

被災者のみなさまは、大切なご自宅が浸水や土砂による被害を受けて呆然とされていることと存じます。
そして、できるだけ急いで片付けようとされるかもしれません。
でも、片付けは少し落ち着いてからで大丈夫です。
暑い中で外でがんばりすぎると熱中症も心配です。
近所の方と話をされながら、ゆっくりと進めてください。

なお、急いでやるべきことは、家の四方から被害の写真を撮り、証拠を記録することです。
まもなく、ボランティアが駆けつけてくれますので、遠慮なく支援をお願いしてください。

また、高齢者・障がい者等の支援のため、自治体、福祉関係者、自主防災会の方には、従来の対策とともに以下のことにも取り組んでいただけますよう切にお願いいたします。

わかりやすいお役立ち資料

『水害にあったときに~浸水被害からの生活再建の手引き~』
https://blog.canpan.info/shintsuna/archive/1420

日常生活を取り戻そうと考え始めたときに有効です。
イラストが多く、保険の請求、浸水した家屋の泥出し・乾燥などのポイントがとても分かりやすいです。(「震災がつなぐ全国ネットワーク」作成)

チラシ版(A4版4頁)

水害被害にあった際の必要最低限の情報を掲載しています。
まずはこれを印刷して配布をお願いいたします。

冊子版(A5版32頁)

冊子版では、写真やイラストを用いて、

1.まずは落ち着いて(ある程度の期間がかかるので慌てずに)
2.必要な手続き(役所や保険会社、税務署など手続きもいろいろ)
3.家屋のかたづけと掃除(何をどうすればいいのか写真とイラストで解説)
4.水害からの生活再建「私の場合」(被災者の生の声を掲載)

という構成で、水害にあった際の対応について情報を掲載しています。

冊子・チラシを補完する「水害後の家屋への適切な対応」(A4版4頁)

これまでの冊子・チラシを補完するため、より具体的な水害後の家屋への適切な対応が書かれています。直後の応急対応にはとても役立つものです。

上記、すべては以下の「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)のblog」からダウンロードできます。
https://blog.canpan.info/shintsuna/archive/1420

トイレトレーラー派遣やトイレ対策

被災者にとってはもちろんですが、支援者にとってもトイレは非常に重要です。
停電や断水で水洗トイレが使えない場合は、全国の22自治体が整備したトイレカーの派遣を受けられます。

連絡先は下記の(一社)助け合いジャパンです。

みんな元気になるトイレ
http://corp.tasukeaijapan.jp/toilet/

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